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設立趣意書

泊原発の廃炉をめざす会 設立趣意書

1. 私たちは、本年3月11日の東日本大震災を原因とする福島第一原発の事故の悲惨さを目の当たりにして、この会を結成します。

チェルノブイリ事故に世界が震撼したように、3月11日からの私たちは、原子力被害という恐怖と闘いながら生きていかなければなりません。 福島第一原発を始め全国の原発は、地球科学者によって、再三、その危険性が警告されていました。そして、ついに福島では重大な事故を起こしました。政府は、もっとも危険な浜岡原発の停止を命じましたが、これも、完全な廃炉ではなく、防潮壁をつくるまでの一時的な停止にしかすぎません。しかも、海江田経済産業大臣は、現在休止中の原発の再開を進めようとしています。

2. 私たちは、泊原発も極めて危険な状況にあると考えます。

私たちは、これまでも泊原発の危険性について、さまざまに指摘してきましたが、北海道電力は、それらの懸念をことごとく聞かず、ただ安全だから大丈夫、と言い張ってきました。しかし、福島の事故という事実によって、事業者の言う「安全」がまったく信用できないものであることが、全世界に明らかになりました。福島第一原発の事故では、30-50km圏内にも、きわめて高い放射線量を示すホットスポットが生じていることが明らかになりました。また、風向きによって汚染はさまざまな方向に拡散し、これまで設定されていたような同心円状の安全対策は無意味であることが明らかになりました。北海道は、上空には常に偏西風が流れ、冬季は強い北西風の影響を受けるため、泊原発に事故が発生すれば、危険性の高い放射線汚染は、泊村や共和町を超えて、積丹半島はもとより、仁木町、余市町、小平市、壮瞥町、伊達市、小樽市、札幌市などにも及ぶ可能性が高いのです。また、セシウムなどの放射性物質は、上空の風にのって広域に拡散し、道内すべての市町村や沿岸に大きな影響が起きることは明らかです。北海道にとって最も重要な農業と漁業は致命的な打撃を受けるでしょう。北海道観光も崩壊します。

3. 私たちは、泊原発の完全廃炉を求めます。

北海道に住む私たちが今やるべきことは、福島第一原発の事故によって証明された泊原発の危険性を訴え、一日も早く、泊原発を完全な廃炉にすることです。そのためには、全道民が結集して泊原発の完全廃炉を求める大運動を展開すると共に、泊原発の危険性・違法性を司法の場で議論し、裁判を通じて、泊原発の問題を道民だけでなく世界の人々に訴えることが重要と考えています。

4. 大間原発の建設中止を求めます。

道南の道民は、20キロ圏内の大間原発の建設中止を求めて、すでに運動を展開し、訴訟を提起しています。私たちは北海道全体を原発から守るという視点から、大間原発に反対する運動と訴訟を支援し、共に闘います。

5. 私たちは、原発のない社会をめざします。

福島の原発事故は、原発のリスクと経済的損失が、ほかのどんな自然災害よりも、圧倒的に大きいことを明らかにしました。北海道の未来を考えるとき、私たちは、今こそ泊原発を廃炉にし、安全でクリーンな北海道をつくっていくべきだと思います。今後、原発を作らず、発電・送電系統の分離、徹底した省エネルギー、天然ガスの導入、自然エネルギーの開発促進等を行えば、北海道は日本の他の地域にさきがけて、もっとも安全で安定した、より安価な電力供給システムを、つくりあげることができるでしょう。そのための議論を呼びかけます。

6. 全道民に呼びかけます。

未来の子どもたちのために、また北海道の経済・産業の発展のために、すみやかに泊原発を完全に廃炉にするための運動と訴訟に、みなさんのお力をお貸しください。
私たちは、原発の危険性を訴え、泊原発を完全に廃炉にするための世論を作るために、集会、学習会、署名などあらゆる道民大運動を様々な団体、個人と連携して行ないます。

私たちは、泊原発の完全な廃炉を求めて、1000人規模の原告団をつくり、訴訟を提起します。

私たちは、大間原発の建設を中止するために、大間原発訴訟原告団、弁護団と連携していきます。

私たちは、幌延をはじめ、北海道のどこにも核廃棄物を一切持ち込ませない運動を行ないます。

私たちは、北海道をきれいな住みよい地域にしていきます。

多くの道民のご参加をお願いします。

2011年7月7日
「泊原発の廃炉をめざす会」呼びかけ人一同